
ロボットによるデータ入力
こんにちは。
今回は「ロボットによるデータ入力」について解説していきます。
業務効率化・自動化を検討されている企業様に向けた内容となっています。
ロボポイを活用すると、様々なデータ入力やマスタ登録を自動化することができます。
例えば、
・ブラウザの起動
・特定サイトへのアクセス
・ログイン
・クリック
・テキスト入力
・チェックボックスのクリック
・ファイルのダウンロード/アップロード
人間がPCの画面を通して行う作業は、ほぼ全てロボットで操作することが可能です。
今回はデータ入力ロボットの一例として、弊社が開発した J-LODlive*へのデータ入力を題材にて解説します。
J-LODlive*とは、コロナウイルスの影響で中止・延期した公演の補助金申請システムのことです。
J-LODlive の申請画面がこちら。
入力項目がかなり多いことがお分かり頂けたと思います。
項目は60か所ほどあり、これらを手作業で入力するとなると一苦労です。
1案件につき20分ほどの入力時間がかかっており、案件が増えるほど馬鹿にならない
人件費がかかっていました。
こういった大量データの反復入力は、ロボット化することで特に大きな削減効果があります。
では、ここからはロボポイで自動化できる作業の一例をご紹介します。

①ブラウザを起動し、ログイン
まずブラウザを起動し、J-LODliveを開きます。
IDとパスワードを入力し、ログインします。
【備考:セキュリティの取組について】
ロボポイはセキュリティにも配慮を重ねており、パスワードは暗号化した状態で保存しています。
ロボポイを利用することでパスワードが漏洩するなどの心配はございませんのでご安心ください。

②クリックして画面遷移する
ログイン後の画面がこちらです。
ここから申請一覧をクリックし、データ入力画面に移動します。

③テキスト入力
ロボットがWeb画面へのテキスト入力を行います。
ロボットを活用することで入力ミスも減らすことができます。

④日付選択
Web画面に表示されている、日付パネルから特定の日付を選択することも可能です。

⑤チェックボックスの選択
特定のチェックボックスを選択することも可能です。

⑥ファイルのダウンロード/アップロード
Webサイトからファイルダウンロード、アップロードももちろん可能です。

⑦元データ
このExcelファイルのデータを元に、Webサイトに情報入力をしました。
このExcelファイルの1行に1案件の情報が記載されています。
今回ご紹介したデータ入力はおもにRPA(Robotic Process Automation)を使用しています。
RPAというと不安定というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、RPAはノウハウ次第で安定度を上げることが可能です。
例えば、このExcelファイルのA列に「データ入力ステータス」という項目があります。
Webサイトへの入力が正常に完了したのか、それともエラー終了したのか、
この「データ入力ステータス」を確認すれば一目瞭然です。
このように、ロボットの実行結果を簡単に知ることができる仕組み作りは非常に重要です。
ジドウカは「安定したRPA」をご提供できる数少ない会社です。
業務効率化・自動化、ぜひ気軽にご相談ください。
株式会社ジドウカ 代表取締役 業務/ITコンサルタント ITジャーナリスト
佐藤 優志(さとう ゆうし)
エンジニアやコンサルタントとしての活動を経て、2020年株式会社ジドウカを設立
「業務効率化でDXを推進し、企業の競争力強化をする」
「デザイン思考で職場の心理的安全性を向上させ、日本の職場環境をより快適にする」
というモットーを持つ。